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2011年2月16日 (水)

【第171回】最後までY. H. (数学)

数学の教師になって、

「数学なんて勉強しても意味がない。」

と生徒からよく言われます。

高校を卒業するためには数学を勉強する必要があり、「勉強したくないな~」と考えていても、苦手意識が高くなるだけです。

そこで、数学に対しての考え方を少し変えてみるのはどうでしょうか。

「数学なんて勉強しても意味がない」という考えから、今、苦手なことを頑張らないといけないのは、将来、興味のある勉強や好きな仕事ができても、壁にぶつかったり、自分では想像できなかったような内容だったり、苦しいときに、立ち向かえるように、練習していると考えてみるのです。

大げさに聞こえるかもしれませんが、私も、「高校生のとき、あんなに頑張れたから、今も絶対頑張れる」と大学での教育実習を乗り越え、教員となった今は、「大学生のとき、あんなに頑張れたから、今も絶対頑張れる」と自分を奮い立たせています。

「一生懸命、最後までやり遂げる」

いつかは必ず、頑張った経験は活かされます。
今のことだけ考えるのではなく、将来の自分のことを少し考えて、目の前にある壁を乗り越えてください。