« 2009年9月 | メイン | 2009年11月 »

2009年10月28日 (水)

【第106回】PS僕は元気です福田 圭一 (保健体育)

 今更ですが、インターネットや携帯電話が普及し、何処にいても世界の状況が分かり、簡単に連絡を取れるというツールが増えてきました。便利になった反面、一昔では考えられなかった事件が多発しているのも事実。

保健体育以外にも商業科目でビジネスマナーを担当する者として生徒に、『社会に出て大切な事のひとつに電話の対応』と指導していますが、私自身も対応には気をつけねばと感じる部分が多くあります。

便利なことに携帯に登録してあれば、相手が誰か分かるようになっており友人だと『おう、どうした?』という風に電話に出たり、逆に大学時代の恩師などからの電話には姿勢がよくなり目の前に相手がいないにも関わらず頭を下げたりする自分がいます(笑)

自宅への電話であれば『今日はもう遅いから明日にしよう』とか異性に電話する時は『福田と申しますが、○○さん居られますか?』と緊張し、父親がでようものならその時点で『電話を切りたくなる』事もあった時代…(私はそんなことはしていませんが)『親や家族が電話に出るから挨拶をし、本人に繋がる』今はこの手間が省けた分、『自分の子供はどんな友人と付き合っているのか?』と感じる親御さんも多いのでは…。

デートなどでも前日に待ち合わせの場所、時間をしっかり決めておかないと大変なことになる。その為、時間にも厳しかったように感じます。(一昔前のトレンディードラマではヒロインが近くにいるのに逢えなかったり、雨の中、何時間も待つというシチュエーションがあったのに)
今だったら考えられませんがそんな時代でした。

だからこそ今、丁寧な言葉使いやこころを込めた手紙が喜ばれるのだろうと思います。自分も大学時代を共に過ごした仲間たちとも連絡を取る事も多くは無くなりましたが…。

最後に便利なツールを使って『自分がこの遊学館で生徒と共に元気で活躍している所を知ってもらえるよう』今年こそ女子バレー部員と最後の春高バレー、代々木の出場を達成できるようこのホームページで良い報告ができるよう頑張ります。

2009年10月21日 (水)

【第105回】希望中村 ゆかり (国語)

 一雨ごとに寒さが増す季節を迎えた。
高校3年生にとっては、それぞれの進路を選択しなければならない人生の岐路に立たされる時期でもある。

 先日上陸した台風は列島を縦断し、各地に様々な爪あとを残した。
予測していたほどではなかったにしろ、農作物には大きなダメージを与え、交通機関はマヒした。県内でも突風にあおられ、樹木が倒れたり、小中高のほとんどの学校が休校の措置をとった。昨年の浅野川の氾濫といい、近年の災害は温暖化の影響もあってか集中的な豪雨や、竜巻といった激しい様相に変化しているように思われる。

 1991年に日本を襲った「台風19号」は、津軽地方全域にわたって大きな被害を与えた。特産品を生産しているリンゴ農家にとっては、死活問題となるほどの打撃であった。手塩にかけて育ててきたリンゴの実が、あたり一面に無残な姿で転がっている。その様子を目の当たりにした人々の気持ちは、どんなに辛かったことであろう。

実際に再建を断念して生産農家を辞める人もあったそうだ。しかし、その危機を救ったのは、ほかならぬ「リンゴ」であった。台風の後、木に残ったものを「落ちないリンゴ」と銘を打ち、
全国の受験生に向けて販売したのである。「リンゴ」は飛ぶように売れ、農家に希望が生まれた。窮地に立たされても負けることなく、努力と工夫を重ねる姿勢には頭が下がる。

 本校の3年生もそれぞれに本番を迎えつつあり、就職試験や、推薦入試に向けての準備に余念がない。終礼後に面接練習をしたり、志望動機を文章にしたりと、遅くまで残って奮闘している。

早朝、放課後と時間を惜しんで毎日質問をしに職員室にやってくる生徒には先のリンゴ農家ではないが、本当に頭が下がる。自分自身の進路なのだから当然のことをしているわけではあるが、先生方の指示を仰ぎ、努力を重ねる姿を見るたび、晴れて自分達の希望する進路に進んでほしいと強く感じる。

 ともあれ、台風一過の青空は、まさしく秋晴れそのものである。
これから本番を迎える受験生達の前途にエールを送ってくれているかのようで清々しい。
彼らの努力が報われ、朗報をもたらしてくれることを心から祈りたい。

2009年10月14日 (水)

【第104回】教育実習本 茂通 (地歴・公民、福祉)

教育実習として来ている学生が、一生懸命に授業をしている。
多分、自分自身の高校時代とを重ねているであろう。
でも、試行錯誤しながら頑張っている姿を見ると、励ましたくなってくる。

そのような中で、ある生徒が声をかけてきた。

「将来、先生になりたい。」
「教育実習の時は、絶対ここで実習したい。」
「必ず来るので面倒見てほしい。」

このような内容を、強い思いをもって伝えてきた。
私の中でうれしい気持ちが込み上げてくることを感じた。
それは、私たちの仕事に強い関心を持ってくれたことが理由ではない。

夢と希望を持ち、生き生きとした表情で話している姿に、
なぜか成長した姿が重なって見えたからだ。

さまざまなことが待っていると思うが、それを乗り越え、
一段と成長した姿が、数年後に見られるかと思うと、楽しみで仕方がない。

何かに向かって必死に頑張る姿は、やはり素晴らしい。

2009年10月 7日 (水)

【第103回】駅伝シーズン到来M. Y. (保健体育)

 秋も深まり、いよいよ駅伝シーズンがやってきました。
全国高校駅伝競走大会石川県予選は、11月3日(火)に小松市で開催されます。
その大会に向け本校の生徒達も、他校の生徒達も厳しい夏の合宿を乗り越えてきたと思います。本校の場合、例年、夏に3回の合宿を行います。今年度も3~4回の合宿を行いました。

 どの合宿も厳しい練習でしたが、生徒達も頑張ってくれ、誰も途中で脱落することなくすべての練習をやりきってくれたと思います。その厳しい練習をやりきった自信が、これからの駅伝シーズンに大きくつながってくると思います。

 秋のシーズンが始まり、新人大会、記録会などに出場しているほとんどの者が自己ベストを更新し、いい形で駅伝シーズンに入っていけそうに思えます。

 また、先日、2年生の五郎谷俊が、国体の少年A男子10000mに出場し、18位と結果はよくありませんでしたが、自己新記録および石川県高校新記録の30分13秒48で走ってくれました。まだまだ、課題はありますが、今後の走りに繋がってくると思います。

 そして、10月4日(日)、今シーズン、初の駅伝大会に参加してきました。鳥取県の倉吉市で行われた、日本海駅伝です。この大会は、全国から100校以上の強豪校が参加する大会です。夏につけた力をためそうと思い参加しましたが、結果は2時間12分33秒の31位、予定していたタイムより1分~2分も遅いタイムでした。しかし、課題もたくさん見つかり、これを、11月3日までに修正していきたいと思います。

 また、卒業生も頑張っています。東洋大学に進学した、山本憲二(2年)が10月12日(月)に行われる全日本選抜出雲駅伝のメンバーとしてエントリーされました。卒業生の頑張りに負けないように在校生もみんなで力を合わせ頑張っていきたいと思っております。