« 【第69回】誇り | メイン | 【第71回】2-5組からの小さな取り組み »

2009年1月 7日 (水)

【第70回】春を待つ谷内田 京子 (国語)

 昨年の1月は、3年生の担任をしていました。その頃は、クラスの生徒と一緒に卒業まであと何日、あと何日とカウントして過ぎゆく日々を大切に大切にしていました。

 あっという間に春が来て、3年生を送り出し、桜咲く4月新入生を迎えました。久しぶりに1年生の担任になると、何もかもがとても新鮮でした。

 清掃の時間には「先生、机は前に出しますか?後ろに下げますか?」「体操服に着替えなくてもいいのですか?」と質問がたくさんありました。ちなみに遊学館は、清掃が当番制ではなく、全校清掃です。全校生徒で一斉に清掃すると、短時間できれいになります。

 ある日、遅刻した生徒に理由を尋ねると、恥ずかしそうに「バスに乗り間違えて、迷ってしまいました…」というのです。遠方から通学する生徒もいるので、バスの乗り継ぎで戸惑うことも多いようです。

 そういえば、3年前1年生の担任をしていた時もこういうことがあったな。と懐かしく思っていました。

 今のクラスと一緒に過ごすのもあと2ヶ月半となりました。円筒校舎最後の1年を、この子達と過ごせたことを幸せに思います。

 春になると新校舎が完成します。この新校舎には理事長先生をはじめ、先生方、生徒達の色々な思いの詰まった校舎です。北陸の寒い冬を暖かく過ごすために、教室はフローリングに…お手洗いは明るく…生徒が集う場所をたくさん…。生徒会顧問の私としては、たくさん作業のできる大きな生徒会室を…などなど。
今からワクワクしています。

 春の訪れを待ち望む今日この頃です。

Viewimg_9