« 【第25回】トイレ掃除 | メイン | 【第27回】また一年が過ぎていく »

2008年2月13日 (水)

【第26回】私と音楽について村野 元孝 (芸術)

 たいしたことはないのですが、自分の音楽について少しお話ししたいと思います。

 ふりかえると、音楽との出会いはもう40年前になります。小学校の音楽の授業で聞いた曲がとても印象的で、将来はバイオリニストになりたいものだと憧れていました。

 当時、周りは田舎で、音楽を志している者は(ピアノ位ですが)皆、女子ばかりでした。しかしやっと高等学校に入り、サックスという楽器を手にすることが出来ました。しかし、親の反対ですぐに辞めさせられました。ですが、音楽への憧れは断ちがたく、すぐに戻って活動を再開しました。同じ楽器を続けたかったのですが、高校の部活は男子ばかりで人気のある楽器はすべて使われており、結局、楽器はフルートになりました。

 3年生になり、本格的にフルートを始めました。この頃から大学4年生まで、色々な先生との出会い・教えをいただきました。元NHK交響楽団の植村泰一氏、指揮者アントニンキューネル氏、故ジャンピエールランパル氏、ペータールーカスグラーフ氏、オーレルニコレ氏、クリスチャンラルデ氏、ジェームスゴールウェイ氏、ウィリアムベーネット氏、マクサンスラリュー氏等々・・・・中でもゴールウェイ氏の演奏表現はダイナミックスで、自分が幅広く影響を受けた先生だと思います。

 大学を卒業して、デビューリサイタルから30年経ちました。リサイタルも9回、その他、ソロや吹奏楽、オーケストラと活動してきましたが、現在は吹奏楽の指導の立場として活動しています。

 遊学館高校の吹奏楽部は、とても楽しいものです。人数は多くありませんが、初心者が多い中、一人一人、個性的に演奏しています。毎日の練習は、帰る時間の制限もあり、それほど多く出来ません。せいぜい2~3時間位です。時々は休憩していますが、一人一人一生懸命、楽譜に向かっている部員ばかりです。練習室は夏は暖房、冬は冷房といった環境ですが、みんな黙々と合奏練習や個人練習をしているのが、とてもいじらしい気がします。

 今年度、県吹奏楽コンクールで念願の金賞受賞、そして県代表をいただきました。北陸大会に出場し、部員全員が一生懸命演奏しました。来年度も県代表として北陸や全国大会に参加するという目標を持っています。

 生徒の頑張りは、年毎にパワーアップしています。
私も負けていられません。
「もう一度、練習練習」。
と元旦の計のように唱えはじめました。