2020年7月26日 (日)

子供と大人

立派な大人とは何でしょうか。いつから大人と言うことができるのでしょうか。

「大人な考え方」「大人な行動」 世の中には大人な〜と表された言葉が沢山あります。

私は18歳の高校3年生です。あと2年もしないうちに20歳になり、親の同意なしに自分の意思で様々な契約ができるようになります。

その様な大きな変化があることから、私は小さい頃から大人は20歳からと勝手に考える様になっていました。

しかし、20歳になっていない私たち高校生にも大人な考え方、大人の様な責任ある行動が求められます。

それと同時に「あなた達はまだ子供だから」と子供として扱われることもあります。

それもその通りであり、私たち高校生は両親に頼らないと、学費、食費、生活費など主に経済面での自立、トラブルが起きた時に自分自身で責任を取るということもできません。

そう考えると私たちはまだ誰かに頼らないと生きていくことができず、大人と言うことは 難しいのではないかと感じました。

私たち高校生が子供なのか大人なのか選択肢を1つに絞ることはとても難しいです。

私は、高校生は子供と大人の間のように感じました。

とても難しい時期かもしれませんが、子供としても大人として扱ってもらえるのはこの時期だけであり、とても貴重な時期のように感じます。

私たち高校生が大人の人と一番関わる機会、大人の人から多くのことを学ぶことができる機会が一番多いのは学校です。

学校には理事長先生、副理事長先生、校長先生、副校長先生、教頭先生、各教科の担当の先生、先生方の他にも事務局や購買で働いている方々など沢山の大人の人がいます。

学校は私たち生徒にとったら学校という場所になりますが、先生方にとって学校は職場でもあります。

学校はとても大きな組織であり、私にとってとても大きな会社のように見えます。

そう思うと毎日社会科見学をしているように感じました。

私たち生徒は学校で先生方から勉強だけでなく、沢山のことを学ぶことができます。

学生のうちに社会で働いている大人の人達と関わることができるのはとても貴重な時間です。

学校は場所や環境は違っても、日本にいる全ての高校生に平等に与えられています。

だからこそ、自分がそこからどのようにして先生方からより多くのことを学ぼうとするかという姿勢はとても大切だと思います。

私たち高校生は子供と大人の間にいるとても大切な時期です。

数年後には社会人としてはまだ子供だとしても、子供達から大人として扱われる日がきます。

今からの未来を創っていくのは子供達であり、その子供達に少しでも良い影響・環境を与えられるような大人に私はなりたいです。

自分自身の中で、まだ立派な大人とは何かという疑問についてまだ正解は出せていませんが、まずは自分の周りにいる大人を見て、自分ががあんな人になりたいなと思う人達から沢山のことを見習っていきたいです。

そして、プラス面もマイナス面も自分自身に上手く取り込んでいきたいと思います。

人それぞれ置かれた環境は違うと思いますが、そこから学ぼうとする姿勢を忘れず、大人も子供もお互いが高め合うことができるような環境をみなさんで創って生きましょう!       

                                                                       前期生徒会長 高井 啓衣子